サンキュウ農園(と、八百屋cafeツチノコ)

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逃げ回る春

ハッ、と気がついたらいつの間にか暦が2枚もめくられていて、記憶喪失にでもなったかのような気分です。

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(それでもジャガイモはちゃんと植えたみたいです。)

例年通り厳しい冷え込みもあったものの、それでも昨年の秋からずっと暖かい気候が続いていて、本番が来そうで来ないというか、何となく今年の冬野菜はフガフガ…と口ごもっているうちに、畑の様相はすっかり春を迎え、気分も夏へと向かいつつあります。

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トマトも今週から定植が始まり、

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トウモロコシ苗からも、早く植えろとせっつかれています。

長い冬の間、埋めたり被覆したりしていた野菜たちとも少しずつ別れを迎え、葉物野菜は露地からハウス、そして今度は露地トンネル物へとバトンタッチしていきます。

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(リレーが上手くいくと、ちょっとした快感があります。)

…ところで、3月半ばといえば確定申告の締め切り間際。今年もまた尻に火をつけ(そして泣きながら)数字と格闘の真っ最中です。

それにしても、学生の頃のテスト前ではないですけど、いつになっても追い込まれないと腰が上がらないというか、こういう切羽詰まった時に限って小説などに手を出して、余計に火を大きくしてしまったりして、本当に自分の成長のなさ加減に呆れてしまいます。

ただ、単なるセルフ・ハンディキャッピングなのかもしれませんが、それでも逃げ込める先があるっていうのは、何かそれはそれで良いことなのではないかと、(自己正当化ではなくて)そんな風にちょっと思う部分もあって、効率化とか成長とかそんな言葉を目にする度に、いつまでも逃げまわって成長せずに生きていけたら…なんて思うダメな自分がいます(でも、無駄とか余白とかそういうものがないと生き難いような気も…)。

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| 独り言(ハズバンド) | 01:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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薄汚れる冬

週末が来る度に、やれ大雪になると脅かされて、いよいよ冬も本番という感じです。

みぞれくらいで済んでくれたら…などという淡い期待は見事に裏切られ、この辺りは2週続けてしっかり降り積もっています。

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多分大丈夫だとは思いつつも、念のためにと雪かきして、ドロドロの畑で収穫してと、大分鞭打たれてはいますが、それでも北国と違ってうんざりするほどは降らないので、たまの雪景色というのはなかなか良いものではあります。

それにしても、年が明けたら何だか慌しさに一層磨きがかかって、まだ1ヶ月終わったばかりだというのに、人間は早くも息絶え絶え…というていたらくですが、一歩畑に踏み出すと、

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トンネルの中では葉物や

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葉ネギなどが少しずつ”らしい”姿になってきて、

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春の大根も、もう葉っぱはすっかり大根になっています。

雪のせいでちょっと足踏みさせられていますが、

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1番手の苗も、そろそろ定植です。

…ところで、これは冬の農家あるあるなのか、それともただ単に個人的な問題なのか、今時期は、お風呂に入ったはずなのにふと手元に目をやると何だか薄汚れたままだったりして、自分のことながらヒャーと思うことがあります。
(何せ冬は土物が多いし、乾燥しているし…)

それでいうと、昔、子供の頃、近所にピアノの先生が住んでいて、ほんの少しの間、習いに行っていたことがあったのですけど、何せまぁそこら辺で遊び回ったその足で通うものだから、ピアノに手をのせる度に白い鍵盤が薄汚れてしまって…。と、その時の気持ちがフラッシュバックのように思い出されます。

しかも、とても優しい先生だったので、面と向かって怒ったり、手洗いなさいと言われたりなんてこともなくて、でもいつも黙ってウェットティッシュを差し出されて、こっちも何言っていいか分からず、それで黙って手と鍵盤を拭いて、恥ずかしいのと情けないのと、何となく可笑しいのと、ただとにかく気まずくてあっという間に辞めてしまいました。(そもそもあまり向いてはいなかったような。)

そんな苦い経験から一体何を学んだのか、あれからもう30年近く経つというのに、いまだに似たようなことを繰り返していて、ただただ苦笑するばかりです(やれやれ)。

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(そんなどこかの薄汚れた農民の手とは違って、ハウス育ちピカピカの小松菜。)

| 独り言(ハズバンド) | 00:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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This Will Be Our Year 2016

いつまでたっても寒くなりそうで寒くならない、何だかもどかしい冬で、もっと冷たくしてくれよと、ちょっと変わった趣味のカップルみたいな気分です。

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(春に向かう、葉玉ネギ。)

妙に暖かいので、なかなか年末という感じもせずに、暮れるなら暮れ給えと、悠長な気分でいたら、いつの間にか年が明けてしまっていて、今年もまた追われる一年になりそうな気配が、早くも濃密に漂っています(やれやれ)。

…ところでこの年末は、社員旅行というかただの遠足というか、海まで足を伸ばしてみました。

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畑が全く目に入らない景色は気持ちが安らぐなぁと、呆けた気分で帰ってきて、現実を目にすると、あれもこれもやっておきたかったと、気持ちが荒れかけますが、まぁ慌てて泣いても仕方がないので、また1年ゆっくりヒーヒー騒いでいこうと思います。

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(へばりつくニンニク。)

あんまり実感はないのですけど、今年で農園も10年目となります。畑は結局1つ1つの仕事を丁寧にやるしかない…というのが最近感じるところで、段々と出荷に追われたり、変にこなれてきたり、手元が疎かになりがちなので、気をつけてより手をかけていれればと考えています。

本当は、余計なことを考えずにただただ野菜を作っていられたら幸せなんですが、なかなか今はそんな気楽な時代でもなくて、常に先を見据えていないと、あっという間に化石みたいになってしまいそうです。

とりあえず10年踏ん張ってこれたので、また10年。これからも続けていけるように、今年は少しだけ新しい1歩も踏み出してみようかと思っています。(畑から出ると、本当に足取り重くて嫌になりますが…)。

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昨年もお付き合い下さった全ての方々に、心から感謝しています。本当にありがとうございました。
本年もサンキュウ農園をどうぞよろしくお願い致します。

| 独り言(ハズバンド) | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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待つ冬

ようやく少しは冬らしくなるのかと思いきや、先週は南国に紛れ込んでしまったかのような陽気になって(12月にトンネル開けた記憶はないです…)、こんなに寒さが恋しい冬は初めてです。

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(本当は毎朝こんな光景なはずのですけど…)

ひと昔前は、風が吹くと桶屋が儲かったみたいですが、果たして南米の海水温が上がると何屋が儲かるのか。どこかの暖か肌着が売れなくなるとかいう人もいますが、少なくとも有機野菜農家は特に儲かったりなんてことはないようです。

そんなわけで、今年は畑がいつまでも青々としていて、なかなか冬支度という感じもせず。どっちかというとこれ以上大きくなる前にとっとと抜いてしまおうと、大根の貯蔵作業を進めています。

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(今年は、三浦と色大根がやや大きめ。聖護院は丁度良い大きさで、ミニ大根がミディ大根といった具合です。)

この週末で大根は大方片付いたので、今週はあれこれ土寄せと白菜の被覆をやっつけて、腰を据えて寒さを待ち構えようと思います。

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(ホウレン草。いよいよ旬までもう一歩というところです。)

…ところで、その昔学生の頃、ペルシア語を学んでいたのと、映画が大好きだったこともあって、イランに旅行に行ったことがありました。

9・11の後、アフマディネジャドが大統領になるちょっと前という、テヘランにも穏やかな雰囲気が漂っていた頃で、街場を歩けば、若者からに「ナカータ!」だの、「おしん!」だの声を掛けられ、あるいは「実は、ビン・ラディンは俺の家に匿ってるんだぜ。」なんてしようもない冗談を耳元で囁かれたり。田舎にいけばありとあらゆる人の暇つぶしに付き合わされたりと(どこかの農村みたいだ)、もの凄い日射しと、猛烈に乾燥した空気、排気ガスと、やたら飲まされたお茶と炭酸飲料とともに、強烈な思い出となっています。

で、その頃僕は「平和」という名前のタバコを吸っていたのですが、何度かタバコ交換しようとなった時に、「お前もの凄い名前の吸っているな」と大笑いされて、本当に、だから何だという話なんですが、何か今年はそのことが良く思い出された一年でした。

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(レタスはそろそろ露地からハウスへ移り変わり、です。)

| 独り言(ハズバンド) | 00:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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打つ冬

ーもはや平八郎にとって、米などどうでも良かった。

…というのは、この間ラジオで天久聖一さんが紹介していた、書き出し小説の一節ですが(これだけでワクワクしてしまいます。)、今年の11月は、もう野菜などどうでも良かった、と思わず畑を抜け出してしまいたくなるような陽気が続いていて、だいぶ(というか、かなり)ヤキモキさせられましたが、先週末からようやく霜が降りるようになって、少し冬らしくなりつつあります。

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(土曜日はなかなかの冷え込みでした。)

結局今年も牛歩となってしまった里芋掘り。

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先日ようやく全部掘り終わって、貯蔵穴もパンパンです。

この後は大根を埋めて、カブや人参に土を被せて、白菜を防寒して…と、畑の冬支度が待ち構えています。

一方、ハウスや露地トンネルやらでは、春に向けての作付けも少しずつ始まっていて、結局今年も最後の最後まで慌ただしい一年となってしまいそうです。

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(春人参の1番手。今はトンネルの中でぬくぬくしています。)

…ところで、「膝を打つ」という言葉がありますけど、良いのか悪いのか、9年続けても毎年そんなことの連続だったりします。

今年も、この品種はこう作るべきだったと、はたと気付いたり、この作業のこの工程はいらなかったのかと、呆然としたり、本当に数え上げたらきりがなくて、自分のアホさに我ながら情けなくなります。

それで言うと子供の頃、水の中の体積(?)というのが長いこと良く分からず、ずっと風呂に入るとお湯が増えるというのが謎で、おまけに僕は卑しい子供だったから、その理屈でいくとジュースに氷を入れたほうが沢山飲めて得だと本気で思っていて、それがそういうことじゃないと分かった時というのが、今まで一番強く膝を打った時だったような気がします。

ちょっと前に、コーヒー屋さんでアイスコーヒーの氷抜きというのを注文したら、「その分の量増えませんけど、良いですか?」と若い店員に真顔で聞かれてしまって(妻から大笑いされました)、そんなことをふと思い出しました。

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(早くも毛布と一体化しつつあります。)

| 独り言(ハズバンド) | 23:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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