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サンキュウ農園(と、八百屋cafeツチノコ)

2015年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年11月

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惑う秋

気が付けば朝晩すっかり冷え込むようになって、そろそろ里芋とかゴボウとか大根とか、そういう根菜類がどっぷり入った汁でもすすりたいなと感じるこの頃です。

ただ、今年は珍しくピーマンも露地トマトも未だに元気でいてくれて、果たしていつまで収穫したものか、知らんぷりして通り過ぎるのは心苦しいけれど、もういい加減、果菜類は結構…という感じもあって、なかなか悩ましいところです。

とはいえ、寒い寒いなんて早々と震えているのは田舎のジジイくらいのもので、先日妻が実家に電話したら、まだ半袖でいるらしいなんて話もあって、そうなると里芋はまだ早いか…とか、季節感を合わせるというのもなかなか難しい気がします(それにしても年々寒さに弱くなって、困ったものです)。

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頭を抱えかけた稲刈りも、最終的にはバインダーまで総動員して何とか無事に刈り終わり、これでようやく畑の冬支度に専念することが出来そうです。
(新米のご案内、同封し始めました!)

畑の方は、葉物の種まきも全部片付いて、あとはソラマメやエンドウなどのマメ類を播くと、今度はハウスやトンネル物の作付けへと切り替わっていきます。

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草が落ち着いて、夏の間張り巡らせていた防虫ネットを剥がして回る今時期は、(1年のうちでも少ない)畑の景色が楽しい時期です。


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良くも悪くも、この仕事は自分のやった結果を常に目にしながら働くことになるので、何だかんだ言って野菜の出来が良ければ気分良く働けるし、そうでない時は畳み掛けるようにして落ち込んでいきます。

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(玉ネギ。きれいに発芽が揃って、長い道のりの第一歩は無事踏み出せた感じです。)

…ところで、コンバインというのは凄い機械だなと毎年使う度に思うのですが、たまに使ってみるとバインダーというのも、これはこれで凄い発明だと改めて思わされました。

稲を刈って、束ねて、ポンと吐き出す。この”ポンと吐き出す”というところが、動作といい音といい、何とも言えない快感があって、走らせているともっと、もっとと、どこまでも刈っていきたい誘惑に駆られてしまうのですが、でも、まぁ来年は惑わされず、座ってサクサク刈り取り・脱穀したいところです(やれやれ…)。

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| 農(ハズバンド) | 22:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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