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サンキュウ農園(と、八百屋cafeツチノコ)

2015年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年03月

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愛する冬

今日は生暖かい雨でしたが、昨日は薄ら寒い日曜日。

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(芽出し中のジャガイモ。今週末から植え付けの予定です。)

その前は、いよいよトンネルの開け閉めに追われるようになったなぁと思っていたところだったので、本当に振り回されてばかりというか、ついていけないというか、例えば気分屋で我がままな相手と結婚した妻(近くにいるような…)はいつだってこんな気分なのかもしれません。

この時期は、次々にトンネルが並んで、1週間で畑の様子もどんどんと変わっていきます。

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まだ緑は少なくて寂しさも多少漂いますが、この畑はトンネルの中でキャベツやレタスの苗が、2ヶ月から始まる収穫を待ち構えています。

…ところで、昨日は2・22(ニャン・ニャン・ニャン)で猫の日だったそうです。

何かで読んだのか聞いたのか、猫と暮らしている人は、いかに自分が猫のことを好きなのかを語り、犬と暮らしている人は、いかに犬が自分のことを好きなのかを語る…とか。

猫と言えば、猫好きで有名な爆笑問題の田中さんが、もし人間と猫で食うか食われるかの戦争になったらどっち側につく?と聞かれて、そうなったらただ泣きながら飼い猫に食べられると答えたエピソードが、何度聞いても最高だなと思うのですが、そのくらいの博愛主義で猫にも人間にも接したいものです。

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(仕込み中のボカシ肥料。苗とトンネルの中と、このボカシの様子を見るのが日々の楽しみです。)
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| 独り言(ハズバンド) | 00:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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のぞく冬

週末は久々に痺れる…を通り越して、すり減るような北風でした。

ただ、畑にいるだけでもう最高だという日もあるので、帳尻が合うといえば合うのですが、何にしても、こんな日はいちいち時間がかかってしまって、ついつい汚い言葉が口から出てしまいがちです。

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今日は、いよいよ茂って窮屈そうだったので、トマトの苗をポットに鉢上げしました。
あと3週間ほどするとハウスに定植で、3ヶ月後には収穫です。まだまだ先の長いような気もしますし、あっという間にまた収穫に追われるような気もします。

畑のトンネルものぞき込むと、

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春の葉物類が、またひと回り大きくなっていました。

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どの野菜も、こうして早く育ってくれないかなと眺めている時が楽しくて、収穫が始まってしまえば、もうそこからは時間との戦い(特に春先は)という感じです。

…ところで、先日聞いていたラジオでプロレスラーが、「ポジティブとネガティブの上位概念に受け入れる事がある」みたいな話をしていて、で、それとは別の番組では伊集院が、若手の頃、年配の人の気持ちを学んでこいと、何かの川柳会に勉強に行かされて、そこでお爺さんが「戦争で 拾った命を 餅ですて」という句で爆笑をかっさらっていたのが、その当時はちょっと重かったのだけど、でもその感じが今は大切だと思う、という話をしていて、それが何か自分の中では妙に繋がって、おぉ!と勝手に頷いたりしています。

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| 独り言(ハズバンド) | 00:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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見上げる冬

ちょっと気を抜くと、すぐに冷たい雨降る冬です。

根菜類などは天気予報を窺いつつ、雨なら降る前にまとめて収穫したりなんてことも出来ますが、葉物類はそういうわけにもいかないので、こんな日の、特にちぢみホウレン草の収穫はなかなかしびれる一時です。

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(そんな時のハウス葉物は本当に温泉のようで、あぁありがたいと、拝みながら収穫しています。)

畑の方もにわかに慌ただしくなってきて、これから先はボーッとしているとあっという間に取り残されてしまう、そんな作付けの雨あられが待ち構えています。

先週播いた、夏ネギの苗もポツポツと発芽が始まって、

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鉢上げしたトマトも、日に日に新しい葉がひらいていきます。

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この時期、野菜は減っていく一方で、そうそう新しい野菜が出てこないので、こうして苗でも育っていく姿は見ていて楽しいものです。

…ところで、先日久しぶりにカウリスマキの「浮き雲」という映画を観ました。

学生の時に観て以来なので、もう10年以上も前のことなのかと、時間の流れにも驚かされます。

当たり前ですけど、呑気な学生気分といち労働者とでは、のしかかってくる生活の重み、みたいなものが全く違っていて、何だか観ていてすっかり身につまされてしまいました。

それにしても、所在なさげな顔で主役の2人が見上げるラストシーンが素晴らしくて、何か、ちょっとでも上を向いて暮らしていこうと、そんな気分になりました。

| 独り言(ハズバンド) | 23:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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立ちどまる冬

段々と日は長くなってはきたものの、相も変わらず痺れる寒さです。

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年明けに播いた1番手の苗も次々に定植を迎え、縮こまっている人間を置いていくかのように、畑は春に向かってどんどんと進んでいます。

昨年は2月8日に大雪があって、思い出すのもうんざりという感じですが、今年はどうなるか…。明日も何とか雨で済んでくれそうで、このまま穏やかな気持ちで春を迎えたいところです。

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春人参の1番手。まだ大丈夫なんて油断していると、ここから先はあっという間にトンネルの中が草だらけなんてことにもなりかねないので、早いうちにササっと除草を…とは重々分かっていながらも、なかなか手が回らずにいます(この週末こそは…)。

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最近は寒い作業場は素通りで、軽トラか育苗ハウスの(しかも温床の)中で寝てばかりです。

…それにしても、ここしばらくは何をどう言えば良いのか、未だにどうにも整理がつかずいます。

例えば知識自慢だったり、誰かに呪いの言葉を浴びせたり、罪を償わせると言ってみたり、色々な反応のどれにも上手く乗っかることが出来ずにいて、そもそも屈するとか屈しないとか、それがどういうことなのかすら良く分かりません。

だから急に立ち上がったりするのではなくて、しばらくこの悲しさとかやるせなさとか怖さとか無力感みたいなものを背負って、震えて混乱していたいように思います。

| 独り言(ハズバンド) | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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