夏の田んぼ
元気なのは夏野菜くらいのもので(オクラは日に日に沢山獲れるようになってきました)、人間も動物もさすがにグッタリきています。

(最近はネコというか、アザラシとかトドみたいな様相を呈しつつあります…)
結局、今年も草管理に手こずって、手押しの除草機や手除草などあれこれ駆使するはめになった田んぼ…。それでも、ようやくここへきて一気にググっと。今年も何とか収穫まで辿り着くことが出来そうです。

昨年は、手探り状態で、右も左も良く分からないうちにあっという間に収穫を迎えてしまいましたが、今年は何というか、がっぷり四つに取り組んでいる、そんな感じです。
おかげで(高い授業料払っていますが…)1年目に気付かなかった色々な事が分かってきたり、何となく分かったような気になっていた事が(ようやく)ストンと入ってきたりして、来年はもう少し手をかけずに出来そうな気がしています。
ところで、田んぼに行くとよく近所のベテラン農家さんと行き会って立ち話になるのですが、
「今年みたいな年は、不作の年。一手間多くかけたかどうかで収量が変わってくる」
「最近流行りの元肥一発型の肥料はダメだね。楽だけど途中で応用がきかない」
「同時側条施肥型の田植機、あれには敵わない。活着と初期生育が全然違う。スタートダッシュで一気に置いてかれる感じ。でも高いし、肥料ホッパー傷むの早いから、俺は買わないね」
「このタイミングで追肥すると収量上がる・食味が上がるって技術が確立されてる。それを肥効のコントロールがしずらい有機肥料でやろうっていうのは、ちょっと難しいんじゃないか」
「今年は沢山獲れた、獲れなかったとか言っているうちはまだまだ。一定の量を、毎年ずっと穫り続けるのがプロ」
「大体、田んぼに手かけるくらいだったら、同じ時間畑にかけてそこで稼いで、どっかの有機農家から米買ったほうが楽だろう」
「あと何年かしたら、俺の畑全部任せようと思っているんだから、田んぼなんて撤退して、畑に専念しちゃいなよ」
…などなど、ためになる話から、耳の痛い話、怖い話と、こういうのも楽しい時間です。
| 農(ハズバンド) | 00:01 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑