先日の雨とともに、急にヒンヤリとした風が吹くようになって、秋の気配を感じるように…なんて思っていたら、昨日・今日とまた太陽ギラギラで、まだまだか…と。
それでも、朝晩はめっきり涼しくなったし、日中だって日射しは強いけど、空気はカラッとしていて、これからしばらくは外仕事が気持ちの良い季節。
(そして仕事が山積みの季節…)
雨前に播いたり植えたりした野菜は、スムーズに発芽・活着してくれて、さすがは恵みの雨。
その勢いで、あちこち食欲の秋を満喫している虫も流し去ってくれれば良かったけど、さすがにそうはいかず…。
天候のせいか、隣のブドウ畑が耕作放棄地になって草ボウボウのせいか、今年は結構マメに草管理したわりには虫が多いなと、畑行くたびにコノヤローと大暴れで退治してまわる毎日です。
ところで、今日は玉ネギの種が到着。
3年作って、未だにロクな玉ネギが出来ていないというていたらくなので、品種と作り方をガラッと変えて(先輩農家に教わった)今年こそは!と来春大きな玉がゴロゴロしている畑を夢見中。
「さよならもいわずに」上野顕太郎
この間読んで心に沁みた1冊。
奥さんをを突然亡くした漫画家の自伝作品で、作中に、
”俺たち出会っちゃったからさ…生き別れるか死に別れるかしかないんだよね”
という台詞が、お互い死んだ時にどうするかを話し合うきっかけとして、描かれているんだけど、まだ自分も妻も死ぬなんてずっと先の事だとは思いながらも、そういう事もちゃんと話し合っておいたほうが良いのかもしれないなとか、色々な事が頭の中をぐるぐる。
さすがに野菜みたいにハンマーナイフかけて、畑にすきこんでもらうわけにはいかないし(当たり前だ)、かといって、お墓にはあんまり入りたくないしなぁ…と。
何にしても、急に一人残されて農業(と生活)していくのは大変そうだから、どうせなら先にポックリいっちゃいたい、なんて話を妻にしたら、”それはないわー”と一笑に付されちゃったのでした。
(長生きするしかないぜー)