オレだよオレ!
ハウスでの作業中、ドアの方に人の気配がするので見てみると、タケノコを持ったおじいさんが1人顔を出していました。
おじい 「オレだオレ、誰かわかるか?」
私 (知るか、そんなもん。)と思いつつも、必死に思いだそうとする演技&「スミマセン、ちょっと…」
おじい 「分かんねぇのけ」「ほれ、たけのこ」(ドサツ)
その後、「こうしたらいいのに」とか「これは何だ」とか、まぁこれは日常茶飯事のやり取り。
ちょっと困るのは、茨城県に来て5年目にも関わらず、言葉の訛りがひどすぎると、私には70%が理解不能となります。この日もさ~っぱり分かりましぇ~ん!で、いつもなら、「そうですかぁ」と「大変ですねぇ」と「スゴイですね!」を言っとけば大抵OKなのですけど(笑)、この日は強敵でした。
何かを質問されている…答えなければならない…でも、何を聞かれてるのか見当もつかん…。
沈黙するとなんか怖い目でじっとみてくるおじい。
っていうか、町中みんなが知り合いな訳じゃないんだから、どこの誰さんかくらい教えて欲しいものです…。
おんなじような恰好して、おんなじようなJAの帽子かぶって、白い軽トラに乗っとるじいさんだらけだっつーの!でもまぁこの日は、運よく大字(おおあざ)の地名が”聞こえた”ので、誰だったのかは後にほぼ特定できたのでした、セーフ!
まぁでもこんな平和なエピソード、ありがたい限りです…よネ…。
そして最後に少々、最近心を掴まれた、ラジオにゲスト出演した時の伊集院静さんのお話を。
話にも引き込まれ、紹介された著書『大人の流儀』(講談社)にも引き込まれ。
思えば、成人式(遥か彼方…)で大人宣言したはずなのに、大人って…ナンダ?
子どもの頃、あんなに大きく見えた大人って…ナンダ?
今の子どもたちから見たら、とっくに大人なのに…ナ。
別の雑誌での連載では…
読者・質問 「(放射性物質が水道水に含まれ、東京でも乳幼児に摂取制限の措置が取られた時)、小学生の子どもの母親なのに、子どもが心配で水を買ってしまい後悔しています、どうすればよかったのしょう?」
伊集院・回答 「それは、自分で考えなさい」
大人ってこういうことなのかな、と思いました。
分からないことや、経験したことのない不安に直面した時に、情報は情報として集めなくてはならないけれど、最終的に判断するのは自分で、それを他者に、「それを選んだことは仕方がない、あなたは悪くないよ」って言ってもらいたくても言ってもらえるはずもなく…、そんな言い訳の出来ない自己責任を負い続けることができる人たちのことなのかもしれないな…と。
『大人の流儀』、静かないい本でした。
おじい 「オレだオレ、誰かわかるか?」
私 (知るか、そんなもん。)と思いつつも、必死に思いだそうとする演技&「スミマセン、ちょっと…」
おじい 「分かんねぇのけ」「ほれ、たけのこ」(ドサツ)
その後、「こうしたらいいのに」とか「これは何だ」とか、まぁこれは日常茶飯事のやり取り。
ちょっと困るのは、茨城県に来て5年目にも関わらず、言葉の訛りがひどすぎると、私には70%が理解不能となります。この日もさ~っぱり分かりましぇ~ん!で、いつもなら、「そうですかぁ」と「大変ですねぇ」と「スゴイですね!」を言っとけば大抵OKなのですけど(笑)、この日は強敵でした。
何かを質問されている…答えなければならない…でも、何を聞かれてるのか見当もつかん…。
沈黙するとなんか怖い目でじっとみてくるおじい。
っていうか、町中みんなが知り合いな訳じゃないんだから、どこの誰さんかくらい教えて欲しいものです…。
おんなじような恰好して、おんなじようなJAの帽子かぶって、白い軽トラに乗っとるじいさんだらけだっつーの!でもまぁこの日は、運よく大字(おおあざ)の地名が”聞こえた”ので、誰だったのかは後にほぼ特定できたのでした、セーフ!
まぁでもこんな平和なエピソード、ありがたい限りです…よネ…。
そして最後に少々、最近心を掴まれた、ラジオにゲスト出演した時の伊集院静さんのお話を。
話にも引き込まれ、紹介された著書『大人の流儀』(講談社)にも引き込まれ。
思えば、成人式(遥か彼方…)で大人宣言したはずなのに、大人って…ナンダ?
子どもの頃、あんなに大きく見えた大人って…ナンダ?
今の子どもたちから見たら、とっくに大人なのに…ナ。
別の雑誌での連載では…
読者・質問 「(放射性物質が水道水に含まれ、東京でも乳幼児に摂取制限の措置が取られた時)、小学生の子どもの母親なのに、子どもが心配で水を買ってしまい後悔しています、どうすればよかったのしょう?」
伊集院・回答 「それは、自分で考えなさい」
大人ってこういうことなのかな、と思いました。
分からないことや、経験したことのない不安に直面した時に、情報は情報として集めなくてはならないけれど、最終的に判断するのは自分で、それを他者に、「それを選んだことは仕方がない、あなたは悪くないよ」って言ってもらいたくても言ってもらえるはずもなく…、そんな言い訳の出来ない自己責任を負い続けることができる人たちのことなのかもしれないな…と。
『大人の流儀』、静かないい本でした。
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| 茨城県城里町より愛を込めて | 21:31 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑